2012年 10月 09日
フェンサーはなぜ前線で役割を持てないのか |
フェンサーという職がどうしていらない職なのか、解説すると長くなるけど解説する。
そもそもこのゲームにおける火力スキルというのは以下の点を要求される。すなわち、
・威力
・燃費もしくは範囲
・仰け反り
これについて言うならば、大剣ウォリアーのランページは威力、範囲、仰け反りの3点について優秀であり、ヘビースマッシュは威力、燃費、仰け反りが優秀である。大剣ウォリアーが火力職たる所以である。
フェンサーのフィニッシュスラストについては威力こそ高いが、範囲もなければ燃費も(ヘビスマに比べて)悪く、また仰け反りはライトニングと同じ18Fしかない。これはヘビスマの半分以下である。
仰け反りというのは簡易スタンと同じと言え、ヘビースマッシュの仰け反り42Fというのは約0.7秒のスタンと同義である。
またフィニッシュスラストはスキル発生までの時間もヘビスマの半分の10Fで、近接スキルの中では2番目に早い(レグブレより早い。1番はセス通常)
発生が早く仰け反りが小さいということはどういうことかというと、「遠距離スキルで仰け反りを拾えない」ということ。
この「仰け反りを拾う」という行為は連携の基本中の基本、かつ前線でもっとも頻繁に現れる連携でもある。
言ってしまえば、「フェンサーとは連携が出来ない」ということになる。
もう少し詳しく解説する。
ヘビスマの硬直は中級で拾えても、フィニの硬直は拾えない。遠距離スキルによるいわゆる 「合いの手」は、フィニに対しては本当に不可能なのだろうか?
フィニは発生から最大射程到達、仰け反り終了までの時間が最大で34Fしかなく、ソーサラーのスキルで最速のライトニングの発生31Fとわずか3Fの差しかない。
この3Fというのは0.05秒であり、人間の反応速度がおよそ0.2~0.3秒と言われていることから、どれだけ集中していてもフィニの仰け反りを遠距離スキルで拾うことは現実的に不可能であると思って良い。
(なおスカウトの弓および銃スキルも、距離によるが発生から着弾まで25~35F前後となっており大差ない。それ以前に銃弓スキルのほとんどは仰け反りが極端に小さいので合いの手として適当でない)
以上のような理由から、フェンサーのフィニッシュスラストは火力スキルとして役割を持てないのである。
さらに他の要素を見てみる。
たとえば中距離火力職である火ソーサラーは、燃費こそ悪いが範囲、威力、仰け反りの優秀な中距離スキル、ヘルファイアを持っている。
それでも火力職としてはウォリアーよりも役割を持ちにくい。なぜだろうか。
答えは簡単、「自分が仰け反るから」である。エンダーのない職は「攻撃が潰れるかもしれない」
射程のある火皿ならそれでもまだなんとかなるが、スタン周りでの近距離打ち合いに参加し難いことは、近接火力(を自称する)フェンサーにとって致命的である。フェンサーが乱戦で活躍できない最大の原因がここにある。
また、フェンサーにとっては役割を持てるスキルがほぼフィニしかないのも問題だ。
たとえば火皿については、先ほどは火力としてイマイチ役割を持てないと書いたが、
捕捉スキルであるサンダーボルト、あるいはアイスジャベリンやアイスボルトなどを駆使し、サブスキルで補助的な役割が持てる。(裏を返せば器用貧乏とも言えるが)
しかしフェンサーのスキルはタンブル、クイックムーブ、ストライクダウン、イレイスマジック等ほとんどが自分用のスキルで、
そうでないスキルのうちダウンドライブとフラッシュスティンガーはむしろ味方の連携を邪魔する、あるいは連携を中断させるスキルである。
つまりフェンサーはサブスキルでも味方の連携にまったく貢献できないのだ。
以上のような理由から、役割スキルが実質的にフィニしかなく、またそのフィニすらも役割を持てないフェンサーは前線においてまったくもって使えない職ということになる。
こんな職を実装したスクエニはハッキリ言って無能で、これを考えた開発者はクビになったほうが良い。
以上。次回は「銃スカウトはどこを修正すれば前線で役割を持てるのか」という記事を書く、かもしれない。
そもそもこのゲームにおける火力スキルというのは以下の点を要求される。すなわち、
・威力
・燃費もしくは範囲
・仰け反り
これについて言うならば、大剣ウォリアーのランページは威力、範囲、仰け反りの3点について優秀であり、ヘビースマッシュは威力、燃費、仰け反りが優秀である。大剣ウォリアーが火力職たる所以である。
フェンサーのフィニッシュスラストについては威力こそ高いが、範囲もなければ燃費も(ヘビスマに比べて)悪く、また仰け反りはライトニングと同じ18Fしかない。これはヘビスマの半分以下である。
仰け反りというのは簡易スタンと同じと言え、ヘビースマッシュの仰け反り42Fというのは約0.7秒のスタンと同義である。
またフィニッシュスラストはスキル発生までの時間もヘビスマの半分の10Fで、近接スキルの中では2番目に早い(レグブレより早い。1番はセス通常)
発生が早く仰け反りが小さいということはどういうことかというと、「遠距離スキルで仰け反りを拾えない」ということ。
この「仰け反りを拾う」という行為は連携の基本中の基本、かつ前線でもっとも頻繁に現れる連携でもある。
言ってしまえば、「フェンサーとは連携が出来ない」ということになる。
もう少し詳しく解説する。
ヘビスマの硬直は中級で拾えても、フィニの硬直は拾えない。遠距離スキルによるいわゆる 「合いの手」は、フィニに対しては本当に不可能なのだろうか?
フィニは発生から最大射程到達、仰け反り終了までの時間が最大で34Fしかなく、ソーサラーのスキルで最速のライトニングの発生31Fとわずか3Fの差しかない。
この3Fというのは0.05秒であり、人間の反応速度がおよそ0.2~0.3秒と言われていることから、どれだけ集中していてもフィニの仰け反りを遠距離スキルで拾うことは現実的に不可能であると思って良い。
(なおスカウトの弓および銃スキルも、距離によるが発生から着弾まで25~35F前後となっており大差ない。それ以前に銃弓スキルのほとんどは仰け反りが極端に小さいので合いの手として適当でない)
以上のような理由から、フェンサーのフィニッシュスラストは火力スキルとして役割を持てないのである。
さらに他の要素を見てみる。
たとえば中距離火力職である火ソーサラーは、燃費こそ悪いが範囲、威力、仰け反りの優秀な中距離スキル、ヘルファイアを持っている。
それでも火力職としてはウォリアーよりも役割を持ちにくい。なぜだろうか。
答えは簡単、「自分が仰け反るから」である。エンダーのない職は「攻撃が潰れるかもしれない」
射程のある火皿ならそれでもまだなんとかなるが、スタン周りでの近距離打ち合いに参加し難いことは、近接火力(を自称する)フェンサーにとって致命的である。フェンサーが乱戦で活躍できない最大の原因がここにある。
また、フェンサーにとっては役割を持てるスキルがほぼフィニしかないのも問題だ。
たとえば火皿については、先ほどは火力としてイマイチ役割を持てないと書いたが、
捕捉スキルであるサンダーボルト、あるいはアイスジャベリンやアイスボルトなどを駆使し、サブスキルで補助的な役割が持てる。(裏を返せば器用貧乏とも言えるが)
しかしフェンサーのスキルはタンブル、クイックムーブ、ストライクダウン、イレイスマジック等ほとんどが自分用のスキルで、
そうでないスキルのうちダウンドライブとフラッシュスティンガーはむしろ味方の連携を邪魔する、あるいは連携を中断させるスキルである。
つまりフェンサーはサブスキルでも味方の連携にまったく貢献できないのだ。
以上のような理由から、役割スキルが実質的にフィニしかなく、またそのフィニすらも役割を持てないフェンサーは前線においてまったくもって使えない職ということになる。
こんな職を実装したスクエニはハッキリ言って無能で、これを考えた開発者はクビになったほうが良い。
以上。次回は「銃スカウトはどこを修正すれば前線で役割を持てるのか」という記事を書く、かもしれない。
by rei-no-hito
| 2012-10-09 23:04
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